2017年08月26日

紡績工場A 染色整理工場

染色整理工場では
生地を整えていく工程を視させていただきました。
ちなみに染色整理とは
織られた生地はそのままだと製品としては出来上がっておらず
織物を洗ったり、染めたり、焼いたりしながら
製品として仕上げていく工程のことです。

同じ織物を同じ出来栄えにするため
一反が50mほどのものを、何十反と繋げて作業するので
一つ一つの機械が大きく、豪快な作業に比べ
仕上がってくるのは繊細な織物なのが、
不思議な工場だなと改めて思いました。


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あと個人的には
織物を繋げる際に使用するミシンが
足踏で踏みながら縫うミシンだったのが
びっくりしました。
posted by oono at 11:03| 工場見学

2017年07月31日

紡績工場@

一宮の織物工場と、染色整理工場を
視てまいりました。


織物工場では
空気で糸を飛ばし織り込む技法で
製造している工場を視させていただきました。
通常の織機に比べて風合いが柔らかく仕上がるらしく
織り上がった生地はたしかに手触りがよく
高速で織る織機の動きと音からは創造できない出来上がりでした。

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織機にセットする前段階

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織物が仕上がっていく様子
posted by oono at 13:37| 工場見学

2017年07月25日

徳島工場

女子服のブレザー、スカート工場を見学してまいりました。
徳島湾の近くにありの瀬戸内海の渦潮が観える
のどかな場所にあるの縫製工場でした。

機械の進歩により裁断、縫製には自動機が
入っており効率化が進んでおりましたが
細かな部分の加工は手仕事が活かされているのを
まじかに視させていただきました。

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繁忙期ではないのもありますが
比較的工場内がゆったりした雰囲気でしたので
裁断時には傷がついてないか
縫製時には縫い間違いがないか
常にチェックしながらクオリティの高いモノづくりを
されているのを改めて実感させていただきました。

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個人的には
最後の箱詰めをされる方の手際よく綺麗に
梱包する方法に感心させられました。
posted by oono at 12:51| 工場見学

2016年07月04日

ファッション学生服

学生服の詰襟の産地として有名な岡山の児島にある
BEN COUGAR にお邪魔しました。
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世間では詰襟の丈が短かったり長かったりズボンの巾が太かったりする
変形学生服で一世を風靡したメーカーで有名ですが
その当時、詰襟学生服に明確な基準はなく
いわゆる不良学生以外も着用するようになり社会問題化が進む中
各メーカーが学生服の基準を定めた『標準型学生服認定基準』にいち早く取り組んだのも
BEN COUGARさんだとか・・・
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BEN COUGAR会社内には当時の学生服は残っていないので
児島の学生服資料館に展示してる長ランとカタログを観させていただきました。

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こちらは、学生服が流通し始めた当初の詰襟と梱包用の箱ではなく袋

実際のところ変形学生服でしられる詰襟は
細部にこだわったファッション学生服として
世にデビューしたんですがいつのまにやら不良の象徴になってしまって
当初の目的とは違う形で流行ってしまったものではないかと感じました。

現在は機能性、デザイン、お手入れのしやすさにも配慮した詰襟や
自由服の学校向けの制服など、時代に即したモノづくりをされておられるなと思いました。

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来シーズンに向けて倉庫には、すでに制服がずらりと積まれていました。




posted by oono at 17:55| 工場見学

2015年11月09日

工場見学

先日、瀧本株式会社の
カッターシャツ、スラックス工場を観に行きました。

カッターシャツは約50工程を経て完成します。
カフスや衿は、自動ミシンで作業効率を上げつつ
画一されたパターンを正確に再現したシャツに仕上がるように
縫製されていました。

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カッターシャツの衿加工

スラックスでは、股周りが一番破けやすいので
二本の糸で破けにくいよう縫い合わせて強度を上げた
縫製を行っておりました。

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ズボンの股部分の加工

工場の方とお話ししておりまして関心しましたことは
新一年生の入学式に間に合うよう制服を準備するため、
社員一丸となってご準備していることをを聞かせて頂けたのが
大変心強く当社もより一層、頑張らねばと感じました。

posted by oono at 09:54| 工場見学

2015年09月25日

岡山そのB トンボ本社工場

「株式会社トンボ」の本社工場に行ってまいりました。
創業当時の場所に立つ工場で主に女子のブレザーを中心に
裁断から、縫製仕上げまですべてが一か所で行える工場でした。
本社工場だけあり全国各地の制服の、ボタンや生地など膨大な数の
保管場所も完備しておりその量と種類に驚かされました。

また、工場に隣接している制服について研究している
「ユニフォーム研究開発センター」にもお伺いしました。
時代ごとの制服の歴史が展示てしある施設で
主席研究員の佐野先生からいろいろ教えていただきました。

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工場前のバス停が「トンボ前」だったのが印象深かったです。

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posted by oono at 00:00| 工場見学

2015年09月23日

岡山そのA 大山工場

研修会後、「菅公学生服株式会社」の大山工場に行ってまいりました。
日本四名山のひとつ「大山」のふもとにある大変景色のいい場所にあり
詰襟を裁断から縫製仕上げまで行う工場でした。

縫製の工程では、機械による自動化が進んでおり
腰ポケットが左右対称になるようレーザーポインターで調整しながら縫うなど
先端技術がつかわれておりました。

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ちなみにこちらの大山工場、江戸時代中期の建物が多く残る保存地区で
周りの景観を壊さないように工場建設時、塀やフェンスの色を合わせて建てられたそうです。




posted by oono at 11:23| 工場見学

2015年09月19日

岡山その@ 研修会

連休前にて、来年度に向けた研修会に参加してきました。
全国各地の制服関係者の方とグループワークをしながら
いろいろ学ばせていただきました。

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研修会前に、時間があったので岡山城と日本三名園の後楽園を観に行ってきました。
思った以上に綺麗な場所でついつい長居してしまい遅れるところでした。150915_122401.jpg



posted by oono at 13:54| 工場見学

2014年08月20日

工場見学


長い休暇中、花火を観に行く等楽しんでおりましたが
勉強も兼ねて一宮の日本毛織株式会社の紡績工場見学に行ってまいりました。

何度か工場には足を運んだことはありましたが生地ができるまでの工程を、
実際観るのは初めてでしたので驚くことも多くございまして楽しく観ることができました。


工場では、羊毛を糸にするため毛並を揃えるところから反物、生地にする工程から色染めを
するところまでおこなっており多くの作業が自動化されておりずらりと並んだ糸を紡ぐ
精紡械の光景など圧巻でした。ですがよくある最新鋭の全自動機械ばかりが
揃っているわけではなく古い機械もあり案内していただいた方の話では手間は掛かるが
その機械でしかだせない風合い織り目などがあるそうです。
 また、学生服の生地を作る際に用意られている「トップ染」という糸を染めてから
反物、生地を作る過程では同じ黒・紺でも何百・何千種類もあり変わらぬ色を
再現するためには染料で染めるだけではなく糸を作る際に何種類かの黒色を混ぜて作る
工程は職人技的な部分があり観ごたえがありました。
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