2020年10月09日

あらしのよるに

やっと寒くなってきたと思ったら
週末に大型の台風が日本列島を通過するようです。
週明けには通過するようですが天候はどうなるんでしょうかね??

今回紹介するのは、ヤギと狼の友情を描いた「あらしの夜に」
https://www.kimura-yuuichi.com/
曇り空の下野原でヤギの親子が草を食べていた。
それを知っていたかのように、狼の群れが近寄ってきた。
狼に気づいた母ヤギが子ヤギ(メイ)を逃がそうとするが狼の群れがメイ達を襲い始めた。
母はメイを守るため立ち塞がり、狼の片耳を食いちぎったが、ついに食われてしまう。
メイは泣きながら草原を走っていった・・・
ある嵐の夜、
立派に育ったメイが山小屋に避難した。
同様に1匹のオオカミ(ガブ)も同じ山小屋に避難してきた。
真っ暗な闇の中、かぜ気味で鼻の利かない2匹は、互いの正体を知らない(勘違いした)まま夜通し語り合い、意気投合する。そして「あらしのよるに」を合い言葉に、翌日再び会う約束をする。
wikipediaより

被食(食べられる)・捕食(食べる)の関係であるヤギと狼。
ふたりのいる群れの関係は変わらないが
嵐の夜を乗り越え、不思議な友情で結ばれたメイとガブは
相容れない他者と距離を置き、幸せに暮らせる世界を求めて行動にでる。


原作は1994年に出版されており多くの親子に読み継がれている名作です。
映画版ですと、ふたりの群れの長がこう融通が利かずというか
食べられる側からしたらメイに怖くないの??
食べる側からしたらガブに対して何故に??

食物連鎖的な「おとな」ぽい考えを視聴者に訴えかけてきますが
相反する者同士が互いに助け合い、新しい何かを手に入れる物語として観ると
新しい様式を手に入れらる??そんな気になる素敵なお話だと僕は思います。

幼児向けの映画ですが、高校生ぐらいの子達がみても何か得るものがあると思う
そんなお話ですよ。あらしのよるに家族で鑑賞してみては??

(クエンティン・タランティーノ監督作品を観ていたら何故かこの話を思い出し綴ってみました。)
posted by oono at 15:12| 映画